101-110








(101)

『血痕現場に行ったら予想を遥かに超えた
 悲惨な現実があった…の続きなのサ。

「…………」
「……血痕と言えば…血痕だけど……」
「アァ。この量だと掃除に時間が
 かかる
のが問題ダ…」

「いやいやいや!問題なのはそこじゃ
 ないでしょ!これはどう見ても生死に
 関りますって…!」
「…前の時は生きてイタ。
 だから…私は信じてイル」

「……前の時って…手下Aさん?」
「はい。私の時も結構ギリギリでしたけど」
「…何か信じる所間違ってる気が…」


 何も見てない振りをして帰りたいのサ。
 ……帰り…たいのサ……』















(102)

お休み。
中の人の後姿。無駄にほそっこい













(103)

『ボク、音に敏感ハンニャーマン。
 …あのサスペンス事件から数日。
 恐ろしい程静かな日々が続いているのサ。

   …本当に静かで…何もないから、
 小さな物音にも反応してしまうのサ…。

 …お化け屋敷より怖いのサ…』














(104)

 『ボク、恐怖満載ハンニャーマン。

 …あからさまに音が増えてるのサ。

 誰かいるんだよね…?
 むしろ、いないと怖いのサ…









(105)

『ボク、恐怖体験ハンニャーマン。
「まさかまさか…」と思いつつ、音に
怖がっていたら……いきなりコタツが
もぞもぞと動き始めたのサ…!

「ひい!?なななな…」
「…よっ!はんにゃー。久しぶりだな!」
「………1号さん。何故そこに」
「寒いからだ!」
「いや、そういう事じゃなくて……。
 あ。じゃあ、さっきの音は貴方が…?」
「……………へ?
「………」
「……………あー。うんうん…。
 そうだな。1号が犯人だな。うん」

「……あの、今の間は…どういう意味で…」


 嫌な想像しか出来ないのサ…』











(106)

『ボク、音の犯人気になるハンニャーマン。
 完全に長居モードに入ってる1号に気づき
 一応、訪問理由を聞いてみたのサ。

「と、ところで…。1号さん。
 今日は一体何の用ですか?」
「用はない。ただ、4号が帰って来てる
 から避難してるだけだ」

「避難…ですか?」
「4号が帰ってくると、いつも
 が飛んできて服が汚れるんだ。
 だから今の内に避難して…」

「……が飛ぶって……」

「今日は…多分女王様プレイだから、
 しばらく帰れそうにないな…」


「………たああああああああ!!!
 子供がそんな言葉言っちゃダメなのサ!」


 ちょ…!これはどうやってフォロー
 すればいいのサ……!?』













(107)

ハンニャーマンログが
100枚超えしてる事に気づき
急遽描いたドアップハンニャーマン。

描き始めた時は100枚以上になるとは
全く思ってなかったヨ。











(108)

『ボク、フォロー失敗ハンニャーマン。
 どう誤魔化せばいいかと考えていると、
 1号がボクの顔を叩いてきたのサ。

「フフフ。子供が言っちゃダメだって?
 はんにゃーは私を誰だと思ってるんだ?」

「えっ?…1号さん?」
のナマハゲーラ、1号だ。
 ナマハゲーラの間では、女王様プレイ
 日常茶飯事なのだ」

「……それもどうかと思いますが…」
「はんにゃーは子供だな!
 私と同じようにナマハゲーラ家で暮らせば
 に強くなるぞ!?」

「……丁重にお断りします」


 そんな所で暮らしたら、むしろ
 怖くなると思うのサ…』









(109)

『ボク、素早い行動ハンニャーマン。
 1号が言ってる矛盾にハッと気づき、
 すぐ聞いてみたのサ。

「…あのー。それが日常茶飯事なら、
 避難しなくてもいいんじゃないですか?」
「言っただろう。4号の場合、女王様プレイ
 だけではなくも飛んでくるんだ。
 お絵かき中に何度紙を血だらけにされた
 ことか…」

「…そんな所でお絵かきって……」
「それに今は旦那祭りだから、いつも以上に
 飛び散ってるんだぞ」

「………」


 …気づくと、反射的に受話器を手に取って、
 ひょっとこ家にかけていたのサ。
 ……今電話して間に合うか…な…?』















(110)

中の人でお休み。