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(61)

簡略化ハンニャーマン。














(62)

『ボク、正月ボケなりかけハンニャーマン。
 今日は年賀状を確認していたのサ。
 そしたら、赤文字だけの年賀状
 2つあったのサ…。

 1つは恋愛に関してはボケでニブい
 ボス・ひょっとこ。
 もう1つは……あの恐怖大家さん

 …どっちも微妙に鉄の匂いがするけど…
 ……気のせい……だよね……?』











(63)

『ボク、微妙なピンチのハンニャーマン。
 年賀状を確認し終わって、
 おせちを食べようとしていたら、
 いきなり窓が開いたのサ。

「はんにゃ!お年玉よこせ!」
「1号さん……。
 ボク、まだあげる年齢じゃないんですが」
「ひょっとこは1号にくれたゾ!」
「…………」


 あの人は律儀というか何というか…。
 ……ボクも上げないとダメなの?』


















(64)

『オマケ。
 お年玉と言ってハンニャーマンの
 財布を持って逃げる1号
 と、追うハンニャーマン』


















(65)

1回休み













(66)

『ボク、普通に戸惑うハンニャーマン。
 今日は寒い中買い物に行ったのサ。
 そしたら…途中でボス・ひょっとこを
 発見したんだけど……。

 どう見ても格好がいつもと違ったのサ。

 別人…?でも、あの気配が全くない
 怪しげな人は…どう考えても……』













(67)

『ボク、追尾モードのハンニャーマン。
 ボス・ひょっとこの後をこそこそ追うと
 1つの人影が近寄ってきたのサ。
 まだ離れててよく見えないけど…、

 女の人っぽいのサ……。

 …………密会?』












(68)

『顔が見える距離になったのサ。
 ………と言えばだけど……。

「よお。久しぶりだな。ひょっとこ」
「…目立ちたくないと言っていたのは
 君ではなかったカ?」

「貴様が目立つのは許さん。
 目立つのは私の役目だ

「………」


 …何か密会とは違う雰囲気なのサ』










(69)

『帰りたい気分になったけど、何とか
 気分を落ち着かせて見続けたのサ。

「…一体何のようダ?服まで指定して…」
「教えに来たんだ。これからの相手は…
 この愛のナマハゲーラ4号だと!」


(…!!あの人もナマハゲ!?)

「…44号はどうしタ」
『新しいおもちゃ』という、対戦相手を
 見つけたと言っていた」

「…ハンニャーマン…カ」

(…!?お、おも…!)


 …やっぱり帰りたいのサ』











(70)

『…正直、気絶して全てを忘れたいけど、
 それ所じゃない雰囲気になったのサ。

「フフフ…。この私が出てきたんだ。
 観念しろよ。ひょっとこ」

「…何故ナマハゲ全員が私に敵意を持ツ?
 44号以外の者には私とは何も…」

「忘れたのか。我々はのナマハゲーラ
 だぞ?貴様のような我々のを理解でき
 ない者は無条件で敵なのだ」

「…誰も理解できないと思うガ」

笑止!この世は全てだ!によって
 全てが救われる!つまり、世界は
 造られている!によって
 させる!するせばせよ!」


「……ならば、私と君達は一生敵対ダ」


 …あ。初めてひょーさんから疲れた声を
 聞いたのサ。
 ……もしかして、あの人と会う度こんな事
 言われてるのかな……?』